日中に断食する「ラマダン」を前日に終え、街はお祭りムードに包まれていた。
「ハロー」。行き交う男や子どもたちが、人懐っこく声を掛けてくる。イスラム社会だけあって成人女性が積極的に話し掛けてくることはないが、赤や黄色の衣装に身を包んだ出で立ちは、街の雰囲気をぐっと明るくする。
同年代の男たちは、わたしが日本人だと分かると、「日本人女性が好きだ」としきりにアピールしてきた。ある青年は携帯電話を取り出し、「日本人女性を待ち受け画面にしているんだ」と見せた。別の青年は「将来、日本人女性と結婚し、日本で働くのが夢なんだ」と熱く語ってくれた。
後で聞いたところだど、日本人女性に対する人気はそれ自体の魅力に加えて、「結婚すれば新しい人生を切り開けるかもしれない」という彼らの"逆玉志向"にも支えられているらしい。
ちなみに最近、彼らの間で株が急騰中なのが韓国人女性。「やっぱり時代は韓国なのか」。こんなところでも国力の栄枯盛衰が感じ取られるのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿