きょう淡路島の北部にあるラーメン店「はなふく」に行った。平日で、なおかつお昼時を過ぎた1時半だったので、待つ人は4組ほど。20分で入店できた。
そもそもこの店を知ったのは「天下一品」がきっかけ。島外に出たときには必ずといっていいほど食べていることを周りに話したところ、はなふくを教えてもらったのだ。
メニューを見て驚いたのは、ラーメンの種類の多さ。「白しょうゆ」「たまりしょうゆ」「魚介鶏とんこつ」「鶏こく」「鶏とんこつ」の5種類がある(あっさり順)。
これほど色んな味を区別して提供できる秘訣は、カウンター席から厨房を観察して分かった。しょうゆ系のあっさりスープと鶏とんこつ系のこってりスープを組み合わせて、そのさじ加減で味の違いを生み出していた。
僕が注文したのは、もちろん「鶏とんこつ」。天下一品ファンとしては、一番こってりしたのを選ぶのは当然だ。待つこと5分。カウンター越しに鉢を受け取った。
はなふくの鶏とんこつ |
顔を近づけてまず感じたのは磯の香り。湯気に乗ってノリの風味がやってきた。それと、ネギは見た目からして新鮮で、実際に噛んでもシャキシャキという音がする。淡路島の海と山の幸がアクセントとして利いている。
そして肝心のスープ、ひと言でいうと「超濃厚」。かつて新横浜のラーメン博物館で食べた九州のとんこつラーメンを思い出したけど、それと比べると臭みがない。やっぱり天下一品に似ている。違いはというと、天一のスープは飲んだ後、舌に甘み、のどに辛みが残る一方、はなふくのスープは後味がしょっぱい。飲み慣れているのは天一だけど、はなふくのも何度も飲むうちに病みつきになりそう。
天一との違いは麺にもある。僕が食べたちぢれ麺は、弾力があって歯ごたえが楽しめるし、スープとしっかり絡んでいた。あと、チャーシューは「角煮」といってもいいほどジューシーで、これだけでご飯2杯はいけそうだ。
結論。一度食べるのをおすすめ。ただし、あまり待たない時間帯を選んでくださいね